早朝、猫から朝ご飯の催促に悩まされている飼い主さん。
可愛い猫のために眠たい目をこすりながら、朝ご飯の準備をしてあげている飼い主さんや「まだ寝かせて」と思い猫からの朝の催促が苦痛になる飼い主さんもいると思います。
そんな猫からの朝ご飯催促対策には、自動給餌器があればバッチリです。自動給餌器が設定した時間に必要量の餌を自動で与えてくれます。飼い主さんが早起きして猫の朝ご飯を準備せずに自動給餌器が対応してくれということです。
つまり、自動給餌器は猫のご飯対応と飼い主さん大事な朝の睡眠時間を確保してくれることになります。
この記事では、自動給餌器のさまざまな機能を紹介しています。自動給餌器には、朝の早起き対策以外にも健康管理に役立つたくさんのメリットもあります。
猫の健康とともに飼い主さんの睡眠時間確保のためにも自動給餌器のポイントを確認していきましょう。
猫の自動給餌器とは?

自動給餌器とは、設定した時間に自動でご飯をあげられるものです。
飼い主さんの就寝中や外出中でも食事を与えることができ、さらに設定してしまえば毎回正確な量を給餌できるため、食事管理にも役に立ちます。
「決まった時間に決まった量の食事を与える」これは猫にとって健康を維持するために非常に大切なことです。
自動給餌器の稼働方式
稼働方式の違いは、電気を使用して給餌するタイプと電気を使用しない簡易的なタイプで分けることができます。
電動タイプ

電動タイプには、AC電源式と乾電池式とあります。
AC電源式のポイントは、直接電源につなぐため電池切れの心配がないこと。電池切れの心配はありませんが、停電時はご飯が出てこなくなるのでその点は注意が必要となります。
一方、乾電池式のポイントは、コードレスに設置でき猫がコードを噛んでしまう心配がなく安心して使用できることです。コンセント不要ですので置き場所を選ぶ心配もいりません。ただし、電池切れになるとご飯は出てきませんのでこちらも注意が必要です。
AC電源と乾電池の両方を兼ね備えているタイプもあります。急な停電時には電池を入れておくと、電池の電力で対応してくれます。
また最近は、モバイルバッテリーを使用できる商品もあります。
AC電源とモバイルバッテリーを使用し、停電時にはモバイルバッテリーの電力に切り替わるものです。
減った分だけ補充される非電源タイプ
非電源タイプは、その名の通り電源を使用しないタイプになります。
常に一定量のご飯が出た状態で、減った分が補充される仕組みです。
電力を使用しないため、思わぬ事故なども発生することが少ないことがポイントです。
また、非電源タイプの自動給餌器の最大の特徴は、万が一停電したときにもご飯が食べられることにあります。
ただし、食べ過ぎてしまう猫には適していませんし、決まった時間に決まった量を与えると言うことは非電源タイプではできません。
自動給餌器のタイプとタイマー機能

次に、タイプ別に自動給餌器を確認していきましょう。
ストッカータイプ
ストッカータイプの特徴は、タンクにご飯をストックできることです。
タンク内に1~2kg程度のご飯をストックが可能で、設定すれば1日数回の給餌を繰り返し行なうことができます。
アプリ連携が可能なものや、カメラ機能搭載のもの、遠隔で給餌可能なものなどいろいろな便利機能搭載した商品が多くあります。
使用できるフードはドライフードのみとなり、半生タイプやウェットタイプのフードを与えている場合は注意しましょう。
トレイタイプ
トレイタイプの自動給餌器は、あらかじめ必要分のご飯をトレイにセットしておき、時間になると蓋が開くようなシステムです。
最大の特徴として、半生タイプやウェットタイプのフードも使用できる点です。
ウェットタイプとドライタイプの両方をあげている場合は使い勝手がよいでしょう。
また、保冷剤を入れておける商品や、専用のフードクーラー付の商品もあり傷みやすい水分量の多いフードでも安心です。
ただし、トレイタイプの全ての給餌器がウェットタイプに対応しているわけではないため、よく確認しましょう。
タイマー方式
タイマー方式はデジタルとアナログの2種類あります。
トレイタイプはデジタル、アナログの両方ありますが、ストックタイプはほとんどがデジタル方式になります。
デジタル
デジタルの特徴は、時間を設定して「何時にご飯を与える」という設定です。
また、時間設定を細かく設定できるタイプも多くあります。
給餌時間のずれがなく正確にご飯を与えることができます。
アナログ
アナログ式の特徴は、ダイヤルを回して「何時間後に開く」というように設定するものになります。
給餌時間がズレやすいというデメリットはありますが、商品が比較的安価であり、手軽で簡単に設定できるメリットがあります。
清潔に維持できるタンクと受け皿取
毎日使う給餌器なので、清潔に使い続けることができるものが必要となります。
トレイタイプはパーツも少なく、受け皿を本体から簡単に取り外しできるものが多く、洗いやすいのも特徴です。
ストッカータイプは、フードタンクの取り外しと丸洗いができるか確認しておきましょう。
取り外して洗うことができないと、隅々まで清潔に保つことが難しく不衛生になってしまいます。
また、猫が口を直接つける受け皿の構造が二重構造で、取り外して洗えると衛生的に使用できます。
自動給餌器の盗み食い防止機能

食いしん坊な猫や好奇心旺盛な猫は、給餌するまえに給餌器から盗み食いしてしまうケースもあります。
盗み食い対策のチェックポイントとして、
①本体が重めであったり接地面が広く倒されにくいものか。
②ストッカーの蓋を開けられてしまうリスクはないか。
③吐出口に猫の手が入らないか。
④操作ボタンがむき出しで猫が触ってしまうリスクはないか。
健康管理をする上でも、適切な量のフードを与えることが大切になります。
盗み食いのしにくさも大事なポイントとなります。
静音性

自動給餌器には機械音が大きいものもあります。
音に敏感な猫や警戒心の強い猫の場合は、給餌器の音に怖がってしまう可能性があります。
怖がってしまうと自動給餌器からはフードを食べなくなることがあるため、なるべく機械音が小さいものを選びましょう。
また、最初は自動給餌を試してみたくなりますが、臆病な猫の場合は飼い主さんが受け皿にフードを入れてあげ、徐々に慣らして使用していきましょう。
日常使いしやすいアプリ連携商品を

自動給餌器を自宅のWi-Fiに繋ぎ、スマホに専用アプリをダウンロードすれば、簡単にスマホと連携できます。
外出先から操作することも可能ですので、急に帰りが遅くなるような場合には助かります。
また、日々与えたフードの量や時間をスマホで手軽チェックできるので、健康管理にもオススメ。
カメラとマイク機能

自動給餌器の中にはカメラ機能を搭載している商品もありあます。
スマホと連動しておけば、外出先からリアルタイムで確認することができます。
飼い主さんの顔を見せることはできませんが、食事中の猫を正面から観察することができるかもしれません。
ただし、カメラ機能は給餌器の前を写す程度ですので部屋全体を見るためには不十分でしょう。
マイク・スピーカー機能搭載の商品は、警戒心が強い猫にはおすすめです。
給餌のタイミングで飼い主さんの聞き慣れた声を届け、安心感を与えることができます。カメラ機能も搭載しているものであれば、猫の顔をみながら声かけし、反応を見ることもできます。
猫の朝ご飯催促におすすめ自動給餌器
基本性能を備え、自動給餌器の機能を最大限活用することを考えた
おすすめ商品は「Take-One P1」です。
自動給餌の設定はもちろん「広角カメラで餌皿まで見れるもの」「アプリから操作可能」「5g単位での細かい給餌量設定」と欲しい機能が備わっています。
まとめ

猫の早朝の朝ご飯の催促で悩まされている飼い主さんは、自動給餌器の導入を検討して朝の習慣を変えていきましょう。
朝の睡眠は大切ですし、できることなら10分でも長く寝ていたいものです。
そんな貴重な朝の睡眠時間を自動給餌器が確保してくれます。
もちろん甘えん坊の猫であれば、朝ご飯後に甘えて起こしに来ることもあるかも知れません。
しかし、空腹が満たされて落ち着いて飼い主さんを起こさないかもしれませんし、こればかりは試してみないことにはわかりません。
猫にとって空腹時にご飯を提供してくれて、さらに飼い主さんの朝の睡眠時間を確保してくれる。
そんな貴重な時間を提供してくれるものが自動給餌器になります。
早朝の催促に悩まされている飼い主さんは一度試してみてはいかがでしょうか。
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