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【悲報】猫の抜け毛が多すぎる。原因と対策&掃除方法について解説。

猫のいる暮らし
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『こんなに毛が抜けると思わなかった』

何度掃除しても毛が落ちているし、抱っこすると洋服が抜け毛だらけ。こんな経験は猫飼いのみなさんなら1度は感じることがあるはずです。

私も猫を飼い始めた頃、抜け毛がこんなに多いと思いもしませんでした。飼い始めた当初は、抜け毛対策をあまり行なわず、掃除機と洗濯機のフィルターを詰まらせてしまい壊してしまうこともありました。

そこで本記事では、猫の抜け毛が多すぎることで悩んでいる飼い主さんの悩みを解決します。

猫の抜け毛が多すぎるその原因と対策を深掘りし、抜け毛の掃除方法も解説します。さらに、3匹の猫を飼っている我が家での現在の抜け毛対策についてもご紹介します。

この記事を読むことで、猫の抜け毛での悩みを減らすことができるでしょう。

猫の抜け毛が多すぎる原因

シャリュトリューの抜け毛

猫は毛が抜けます。これは猫を迎え入れたからには覚悟してください。毎日毎日抜けます。

ヒトも毎日毛は抜けますが、猫はもっと抜けるのです。そもそも猫の被毛は、人間の頭髪の約300倍生えています。単純に毛量だけで考えても抜け毛が多いことは納得できますよね。さらに抜け毛が多いことには原因があります。猫が抜け毛が多い原因を確認しておきましょう。

【関連記事】ブラッシングの効果と頻度についてはこちら。

換毛期による抜け毛

猫は換毛期に毛が大量に抜けます。

換毛期とは、猫の毛が生え替わる時期のことで、だんだん暖かくなる3月頃や、寒くなる11月頃に夏毛、冬毛が生え替わり大量の毛が抜け変わる時期のことです。猫の毛は保温断熱効果があり、体温調整する役割があります。暖かくなると毛が生え替わり調整するようになっているのです。換毛期には普段よりも毛が抜けるため、多い猫では10倍以上抜け毛が増えます。

もちろん換毛期以外も毛は抜けますが、換毛期は特に多くの毛が抜けます。このように、抜け毛が多いのには時期的な原因もあるのです。

ストレスによる抜け毛

猫はストレスにより抜け毛が増えます。ストレスの要因はさまざまなものがあり、抜け毛に結びついているストレス要因の特定と因果関係の結びつけは難しいですがストレスによる抜け毛はあるのです。

その理由として、猫はストレスを感じると落ち着くために過度なグルーミングを行ないます。このグルーミングにより抜け毛が増えたり、やり過ぎることで皮膚炎を併発したりします。グルーミングで直接毛が抜け、さらに血行障害を引き起こすことで抜け毛が増えてしまうのです。

病気による抜け毛

猫の抜け毛の原因には病気によるものもあります。代表的な病気はいくつかありますが、多いのは寄生や感染を原因とするものです。病気による抜け毛は、正式には抜け毛ではなく脱毛になります。

真菌(カビ)感染が原因の「皮膚糸状菌症」、特定のダニの寄生が原因の「疥癬」、ノミが原因の「ノミアレルギー皮膚炎」などがあげられます。

病気による抜け毛の特徴としては、地肌が見えるくらい毛が薄くなったり、不自然に抜け落ちる局所的な脱毛や、発疹があったりかゆそうに執拗に舐めたりしている場合は病気と考えて良いでしょう。早めに動物病院を受診し獣医師に相談してください。

脱毛について、日本獣医師学会フォーラムのサイトに詳しくまとめてあります。気になる方はこちらを見てみてください。【一般社団法人日本獣医師学会フォーラム 猫の病気脱毛

抜け毛が多い猫種

猫種によっては抜け毛が多い猫もいます。猫は種類によって被毛のタイプが異なります。毛の種類が下毛と上毛の2層構造の「ダブルコート」、上毛だけの「シングルコート」の猫がいます。この毛の構造が2層構造になっているダブルコート」の猫種は、一般的に抜け毛が多いです。

実は換毛期に大量の毛が抜けるのは、ダブルコートの猫種です。ダブルコートの猫種の下毛は体温調節機能を有しており、換毛期に抜けることで夏冬の暑さ寒さへの対応をしています。もちろんシングルコートでも抜け毛はありますし、換毛期以外での抜け毛もありますが、抜け毛が多いのはダブルコートの猫になります。

ダブルコートの代表的な猫種としては、長毛では「ノルウェージャンフォレストキャット」「ペルシャ」があげられ、短毛種では「アメリカンショートヘア」「ロシアンブルー」があげられます。

中にはトリプルコートといわれる3種類の被毛を有する猫もいて、毛量も多く抜け毛は多い種類になります。具体的には「サイベリアン」がトリプルコートで抜け毛が多いと言われています。

抜け毛によるトラブル

抱っこされる長毛白猫

抜け毛が多いことによりトラブルが起きることもあります。トラブルには、猫に起きるトラブルと、飼い主さんに起きるトラブルとに分けられます。

猫に起きる抜け毛トラブル

猫が毛づくろいで抜け毛を大量に飲み込んでしまい、胃腸で大きな塊となってしまい、病気になってしまうことがあります。代表的な病気としては、毛球症があります。

また、飲み込んでしまわなくても考えられるトラブルもあります。抜け毛が猫の体についたままもつれてしまい、大きな毛玉になってしまうことがあります。毛玉になってしまうと何かに引っかかり、その際にが引っ張られて皮膚の炎症に繋がるリスクが考えられます。

このように、抜け毛が原因で猫に起きるトラブルもあるのです。

人に起きる抜け毛トラブル

猫の抜け毛によるトラブルで、飼い主さんに起きるトラブルもあります。考えらるトラブルとしては、猫アレルギーの発症です。

抜け毛が多い状態では、アレルゲンの付着した抜け毛と接触する機会が増えることとなり、アレルギー反応を引き起こす可能性が高まってしまいます。猫アレルギーは今まで平気だったのに、急に発症してしまうことがあるため油断できません。

さらに抜け毛によるトラブルとして、飼い主さんに直接起きることではありませんが、家具の故障です。抜け毛が多すぎると、掃除機のフィルターや空気清浄機のフィルターの目詰まりがあります。また、洋服に抜け毛がたくさんついたまま洗濯をおこなうと洗濯機の排水溝の詰まりにも繋がります。

猫の抜け毛対策 ~猫に対する対策編~

ブラッシング後の黒猫

猫の多すぎる抜け毛対策として、猫に対して何ができるのでしょうか。具体的な対策を4つあげます。

抜け毛対策①ブラッシング

抜け毛対策として、1つめはブラッシングです。対策として真っ先に上がってくるのはやはりブラッシングになります。

ブラッシングによる抜け毛対策の良い点として、余分な抜け毛をあらかじめ除去することができることにです。猫の毛の長さや、抜け毛対策で行なうのか、被毛のつや出しでおこなうのか、被毛のタイプや目的によって、使用するブラシは変わってきます。使用するブラシは違いがあっても、猫にブラシをするたびに毛が抜け、抜け毛対策となります。

ブラシによっては猫の毛を刈り取るようなブラシもあるため、やり過ぎることで猫の毛が薄くなったり、皮膚を傷つけてしまうリスクもあります。皮膚を傷つけないようにブラッシングやり方に注意点はありますが、直接抜け毛を除去するため、抜け毛対策としてブラッシングは1番効果的です。

【関連記事】猫のおすすめブラシについてはこちら

抜け毛対策②シャンプー

シャンプーされる猫

抜け毛対策として行なうこととして猫のシャンプーです。

シャンプーをすることで、余分な抜け毛を洗い流すことができ、毛が抜け落ちることを防ぐことに繋がります。シャンプーすることで余分な被毛が流され、自然と抜け毛量が減ります。換毛期などの抜け毛が多い時期に行なうと抜け毛対策のシャンプーとしては効果的でしょう。

ただし、猫のシャンプーについては賛否あります。シャンプー自体を好まない猫もいて、好まない猫にとってはシャンプーをされることがストレスになります。

ストレスから抜け毛に繋がる事例もあるため、シャンプーについては猫の性格を考慮し慎重に判断しましょう。

抜けが対策③コロコロ

コロコロでマッサージされる猫2

抜け毛対策として行なうことにコロコロがあります。皆さんご存じの粘着式ハンディクリーナーのコロコロです。

粘着クリーナーを直接体に当ててコロコロすることで、抜け毛が粘着シートにくっつき抜け毛を減らすことができます。中には嫌がる猫もいるため、無理矢理することは控えましょう。嫌がらない猫には効果的です。

更に使用時にブラッシングと併用することで、ブラッシングで抜けた被毛を粘着シートでしっかりと回収できより効果的です。

ただし、粘着力が強力すぎると被毛が無理矢理抜かれるため、猫にとっては良くありません。痛がったりびっくりして警戒してしまします。使用する際は、粘着力が強すぎないものをおすすめします。

抜け毛対策④トリミング

トリミング中の猫

抜け毛対策としてトリミングがあります。トリミングとは全身の被毛のカットをおこない、お手入れをすることです。普段はブラッシングのみで十分ですが、皮膚疾患がある場合や毛玉が多い場合、毛球症の場合などはトリミングサロンの検討もしてみましょう。

ただし抜け毛対策としてあげていますが、抜け毛対策のみで過度に毛を刈ることはやめましょう。猫にとって必要以上に毛を刈られることはストレスになります。「抜け毛対策」という飼い主さんの都合だけで刈ることは猫にとってはよくありません。皮膚の清潔を保つ意味合いや飲み込んでしまう抜け毛を減らす目的がメインとなり、抜け毛を減らすことは二次的な効果となります。

また、猫専用のトリミングサロンもありますが、猫は新しい環境が苦手です。新しい環境で知らない人に触られることは猫にとってはストレスになる場合もあります。猫の性格を考慮してトリミングは検討しましょう。

猫の抜け毛対策 ~環境面での対策編~

猫の抜け毛対策として、環境面での対策も有効です。抜け毛自体は無くすことができないため、いかにして抜け落ちた毛を床や家具から無くすことができるかがポイントです。

環境面での抜け毛対策①掃除機

環境面での抜け毛対策で1番効果的なものは掃除機です。単純に抜け落ちた毛を掃除機でこまめに吸うことが抜け毛対策として効果的です。毛が落ちているのに気付くたびに、サッと掃除機をかけることで気になる床に落ちた抜け毛を減らせます。

抜け毛自体を無くすことは難しいため、抜け落ちた毛をサッと掃除機で除去することで気になる抜け毛の対策となります。当たり前といわれれば当たり前のことですが、単純で1番効果があります。

気軽にできるように、スティッククリーナータイプのもので軽いものが使い勝手が良いでしょう。

環境面での抜け毛対策②空気清浄機

空気清浄機の上に乗る猫

環境面での抜け毛対策として、空気清浄機があげられます。空気清浄機が部屋の空気を循環させ床や空気中の抜け毛を吸い寄せてくれるのです。猫の毛は細く軽いため空気清浄機の吸引力でも吸い寄せられます。掃除機でこまめに抜け毛の掃除をしているつもりでも、空気清浄機のフィルターに抜け毛たちがびっしり溜まっています。

通常抜け毛のみで空気清浄機を使用することはあまりありません。猫のトイレの臭い対策やアレルギー対策として空気清浄機を導入し、結果として抜け毛も吸い寄せてくれて抜け毛対策の一役を担ってくれます。

空気清浄機は使用していない飼い主さんも居ると思いますが、臭い・アレルゲン・抜け毛と多くの対策ができるため導入を検討されると良いでしょう。

環境面での抜け毛対策③家具

抜け毛対策としてできることに、家具の対策があります。具体的には抜け毛の付着しやすい、ソファやラグ・カーペットになります。

ソファには抜け毛の付着しにくいものもあるため、新たに準備する場合は抜け毛対策してあるものを選びましょう。徹底する場合はオーダーソファが1番です。また、抜け毛だけでなくひっかき傷にも強いソファもあります。新調される場合は抜け毛以外にもひっかき傷も考慮しましょう。既にソファがある場合は、ソファカバーなどを使用し対応しましょう。

ラグやカーペットは毛足が短いものが抜け毛が絡まりにくくおすすめです。全く付着しないということはありませんが、毛足が短いとお手入れが楽です。また、ソファやラグ・カーペットに抜け毛が付着しにくいのは、化学繊維で織られたものです。「ポリプロピレン」「アクリル」「ポリエステル」などの化学繊維は静電気がおきにくく抜け毛の付着が起きにくい特徴があります。

プレミアムマイクロファイバーシャギーラグ ペットの毛やホコリが取れやすいラグ

環境面での抜け毛対策④静電気対策

環境面の対策として行える抜け毛対策として、静電気対策があります。猫の毛は静電気によって布製品に付着しやすくなります。ソファやラグに加えて、ペットカバーやこたつ布団など布製品には抜け毛が付着しやすいのです。

抜け毛対策の一環として、静電気が起こりにくい素材を選ぶと抜け毛の付着を減らすことができます。さらに、静電気が起きにくいようにするために室内の湿度管理も重要です。乾燥を防ぐことで静電気の発生を減らし、布製品への抜け毛の付着を減らすことができます。

猫の抜け毛の掃除方法

猫の抜け毛は減らせても無くすことはできません。抜け毛掃除は避けては通れないのです。

床の抜け毛掃除

抜け毛の床掃除の基本は、掃除機での抜け毛を吸い取ることです。抜け毛対策としては頻回に掃除機をかけることが有効です。気付いたときに掃除機をかけられるように、よく居る場所に掃除機を置いておくとよいでしょう。または、ロボット型掃除機を使用することで、飼い主さんが不在時に掃除をすることもできます。

ただし猫の毛は非常軽く、掃除機の排気で舞い上がってしまいます。舞い上がった抜け毛はエアコンの上や棚の上などに溜まっていることもあります。毎日掃除する必要はありませんが、抜け毛対策としてモップなどで掃除すると良いでしょう。

掃除機を使用しない場合は、拭き掃除やクイックルワイパーなどで抜け毛を集めてさっと片付けると良いでしょう。

ソファ・ラグの抜け毛掃除

ソファやラグの抜け毛掃除としては、掃除機よりもコロコロなどの粘着テープの使用が基本です。それ以外に、カーペット用の猫の抜け毛取りブラシやクリーナーがあります。ソファやラグでは抜け毛が繊維に絡まり掃除機ではしっかりと吸い取ってくれないこともあります。粘着テープや抜け毛取りブラシやクリーナーは、ソファやラグの抜け毛掃除には掃除機よりも活躍してくれます。

専用のクリーナーでなくとも、ゴム手袋などでも代用できます。ゴム手袋でソファの抜け毛を撫でるように集めると簡単に掃除できます。また、霧吹きなどで軽く濡らすことでより集めやすくなります

ソファやラグなどの布製品の掃除は、粘着テープや専用クリーナー、ゴム手袋を使い掃除しましょう。

我が家での抜け毛事情

ラグでくつろぐ白猫

我が家には3匹の猫がおり、長毛1匹と短毛2匹の猫です。3匹も居れば、毎日の抜け毛はかなりの量になります。

抜け毛掃除

我が家での抜け毛掃除は、掃除機と掃き掃除が中心です。

掃除機はスチックタイプとキャニスタータイプとロボット型掃除機の計3台で掃除しています。1階で頻回に掃除するところにスティックタイプ、2階にキャニスタータイプ、ロボット掃除機は現在はあまり使っていません。

朝の早い時間は、家族が寝ているため掃除機はかけずにクイックルワイパーで抜け毛をサッと集めて、掃除します。朝家族が起きた後に掃除機の出番の始まりです。基本的にはスティックタイプの掃除機で掃除します。朝に家全体を掃除機かけた後、抜け毛の掃除としては、リビング中心に掃除機でサッと掃除していきます。抜け毛を見つけると掃除機で吸うイメージです。小型のスティッククリーナーのせいか、2~3日でダストボックスは抜け毛だらけになります。

拭き掃除には「かんたんマイペット」を使用しています。毎日は拭き掃除はしていませんが「かんたんマイペット」でサッと拭いていきます。抜け毛掃除にもなりますが、我が家では汚れに対して拭き掃除を行なっている状況です。「かんたんマイペット」は重宝しておりおすすめです。

抜け毛対策

我が家での抜け毛対策は基本的にブラッシングです。長毛猫と短毛猫でブラシは使い分けブラッシングを毎日行なっています。

習慣としておこうなうために、出勤前の朝の時間をブラッシングの時間としています。時間にすると10分程度の短い時間ですが3匹のブラッシングをしています。短い時間で3匹していますので、1匹あたりは数分程度の時間です。数分ですが、毎朝必ずやるように心掛けて行ないます。朝の忙しい時間なので長時間ブラッシングはできませんが、毎朝数分するだけでも抜け毛を減らせています

私自身がブラッシングが好きなため、抜け毛対策としてはブラッシングのみです。シャンプーやトリミングは基本的におこなっていません。シャンプータオルを使って被毛全体を拭くことはありますが、シャンプー自体はおこないません。

※【関連記事】ブラッシングを嫌がる原因についてはこちら

まとめ

コロコロでマッサージされる猫

猫を迎え入れると、抜け毛の問題は付き合っていくしかありません。だからといって何も対応しないわけにはいきません。放置すると猫の健康問題や飼い主さんの健康問題に繋がりかねません。

抜け毛が多すぎてうんざりすることもあるかもしれませんが、それも含めて家族として受け入れていきましょう。猫自身や環境面での抜け毛対策をおこない、ストレスなく愛猫との生活を送れるようにしていきましょう。

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