PR

【真夏の猫のお留守番】快適な環境作り6つのポイント

猫鍋でくつろぐ白猫 猫のいる暮らし
記事内に広告が含まれています。

真夏の暑い日。飼い主さんは、猛暑の中おうちで留守番する猫が心配になっているかもしれませんね。

最近の夏は厳しい暑さが続き、対策をしていないと危険なことも。

今回は、猫が留守番するうえで快適な環境作りや注意点をご紹介します。例えば、涼しい環境づくりや水分補給するうえでの工夫、便利アイテムのご紹介など、猫が快適に過ごせる秘訣が盛りだくさんです。

この記事を読むことで、飼い主としての真夏の留守番中の心配や不安を解消し、猫の安心を保つことができます。猫の快適な留守番環境を提供することで、飼い主さんは猫との絆を深め、幸せな日々を過ごすことができるでしょう。

さあ、猫の真夏の留守番を充実させる方法を確認してみましょう。

すぐに6つの対策を確認したい場合はこちら

猫にも夏の暑さ対策が必要です

窓辺の床で横たわる猫

夏の暑さは人間だけでなく、猫にとっても厳しいものです。猫は体温調整能力が限られており、暑さに対する対応が必要となります。まずは猫の体温調整能力について知っていきましょう。

猫の体温調整能力

猫の体温調節は基本的には人間と同じです。外の温度が暑くなったり寒くなったり変化しても、一定に体温を維持します。ただひとつ、人間との違いは全身で汗をかいて体温調整をできないことです。

猫は汗腺が退化し肉球と鼻の頭付近にしかないといわれています。そのため、汗が出るのは肉球と鼻になります。

※ここでいう汗は、エクリン腺という汗腺から作られる無色透明の液体の汗のことを指します。体温調整のための汗です。エクリン腺以外にもアポクリン腺という汗腺を猫も持っており、汗はかいています。このアポクリン汗腺からの汗は、匂いのある汗を作り出しています。アポクリン汗腺は人間では脇に多く分布しています。

汗をかいて体温調節をできない猫は、冷たい場所で寝そべり体温を下げたり、「パンティング」と呼ばれる口を開きハアハアとする呼吸により体温を下げようとします。

猫の体温調整に重要な鼻

猫の体温調整において鼻は重要な部分となります。それは、猫が鼻で外気温を敏感に察知することができることです。

なんと、わずか0.5℃の温度差を感じることができるそうです。さらに、温度の微妙な差を鼻の中のセンサーで感知することで、風向きもわかってしまいます。

猫の鼻は匂いを嗅ぎ分けるだけではなく、温度も感じ取っているのです。

こうして猫の鼻はわずかな温度の変化を察知し、自分にとって最適な温度の場所に移動することで体温調整を行なっています。

猫のお留守番ためにできる、夏の暑さ対策6つのポイント

ピアノの上で仲良く眠る白猫と黒猫

飼い主さんのなかには働いている人も多く、仕事の時は家でお留守番をしている猫も多いと思います。

飼い主さんが家にいないお留守番だからこそ、適切な夏の暑さ対策が必要となります。

対策のポイントは6つあります。それぞれ確認していきましょう。

①エアコンで猫の快適な室内温度と湿度を保つ

猫が快適に過ごすための室内温度は28℃前後湿度は50~60%が理想です。

もともと暑さには強い猫ですので、人間が少し暑いと感じる程度でもちょうどいいと感じます。

ただし、暑さには強いですが、湿度が高いと上手く体温を下げられずに体調を崩す原因となります。

日本は湿度が高く猫にとっては暮らしにくい環境です。室内温度管理とともに湿度にも気をつけてあげましょう。

真夏の室内温度管理には、エアコンの使用が必要となります。エアコンを使用すれば、温度管理はもちろん湿度も抑えることができます。

最近の真夏の暑さは、エアコンなしで室内で生活するには危険な状況であり、猫にとっても暑すぎる状況です。エアコンを上手く利用して快適な室内温度の環境を作りましましょう。

注意点として、猫が踏んだり触ったりしてエアコンが切れてしまうリスクを無くすために、留守番の時はエアコンのリモコンは猫の手の届かない所に置きましょう。

・設定温度は28℃前後

リモコンは猫の届かない所に置く

②水分補給と水飲み場の確保

猫はもともとあまり水を飲まないため、夏は脱水症状を起こすリスクが高まります。

脱水症状となることを避けるためにも、複数箇所に水飲み場を確保し水分補給できるようにしましょう。

水飲み場を複数設けると猫が室内の移動ついでに水分補給しやすく、飲む頻度が増えることもあります。また、水をひっくり返してしまうこともあるため必ず複数箇所に準備しましょう。

きれいな水をいつでも飲めるように、循環タイプやペットボトルを取り付けるタイプのものがオススメです。

・水飲み場は複数箇所準備する

循環タイプやペットボトルタイプで新鮮な水を

③直射日光を遮る

室内温度が真夏に上昇する原因の1つとして、窓から入る直射日光があります。

この、直射日光を遮ることで室内温度の上昇を抑える効果があります。

具体的には、普通のカーテンではなく遮光カーテンを取り付けることです。

遮光カーテンを利用して、直射日光による室内温度上昇を抑えエアコンの効率を高めることも期待できます。

日中飼い主さんが仕事で猫がお留守番の場合、多少暗くなるかもしれませんが遮光カーテンを閉めておくことをオススメします。

遮光カーテンで直射日光を遮る

④部屋の風通しの改善と涼しい場所を作る

エアコンをつけずに涼しい環境を作るためには、風を通すことが大切になります。

飼い主さんがいるときであれば、脱走対策をしたうえで室内を風が通り抜けれるように2カ所以上網戸の状態にして換気をしましょう。ただし、お留守番の場合は脱走する恐れがあることや、防犯上の観点から網戸の状態のままにしておくのは控えておきましょう。

お留守番の時は、換気用の窓を開けたり、換気扇をつけておくことで空気を循環させて風の流れを作ることもできます。

あくまで、エアコンを使用するほど暑くない時期の対策であり、真夏の猛暑の場合は迷わずにエアコンを使用しましょう。

2カ所以上の窓を開ける

・留守番時は換気用窓や換気扇で対応

⑤複数の部屋に行けるように

猫は暑いときは、自分で快適な場所を探して好きなところでくつろぎます。

できれば家の中にある複数の部屋を自由に移動できるようにしておきましょう。

「エアコンをつけているから」と締め切った部屋で猫に留守番してもらうと、猫にとって寒すぎる場合体調を崩してしまうことがあります。また、万が一エアコンが止まってしまった場合には、熱中症になってしまう可能性があります。

エアコンをつけていても、お留守番のときは猫にとって快適かどうかわかりません。各部屋を自由に移動できるようにしておけば、猫自身が快適な場所を求めて移動することでしょう。

各部屋のドアを開けておくことで、エアコンの効きを気にされる場合は、後付けの猫用のドアを検討してみてください。

・エアコンつけてもドアを閉めない

猫用ドアでエアコン効率アップ

⑥ブラッシングによるケア

猫の被毛には冬毛と夏毛があり、春から夏にかけての換毛期では、ふわふわした冬毛が抜け落ち通常よりも抜け毛の量が増えます。

この冬毛をブラッシングをしてキレイに取り除いてあげましょう。

長毛種であれば毛玉ができやすく熱もこもりやすくなってしまいます。また、短毛種であっても寒いところの出身猫は、大量の冬毛があります。

アンダーコート用のブラシを使用し、しっかりとブラッシングをして被毛のケアをおこないましょう。

・冬毛をしっかり取り除く

アンダーコート用ブラシを使おう

エアコンを嫌がる猫の場合は?

勝手口の窓に無理矢理のり涼む猫

実はエアコンを嫌がる猫は少なくありません。なぜ猫がエアコンを嫌がるのか。その理由と対策を確認しておきましょう。

猫がエアコンを嫌がる理由

猫がエアコンを嫌がる理由にはいくつかあります。

エアコンの機械音

室温が低すぎる

風がからだに当たる

①エアコンの機械音

猫は聴覚が優れており、人間に聞こえない小さな音も聞こえています。

エアコンを入れたときの機械音や作動音を不快に感じ、別の部屋に避難してしまう猫もいます。

②室温が低すぎる

猫の暑さ対策でつけているエアコンが、猫にとって寒すぎて嫌がることもあります。

人が涼しいと感じる室温の場合は、猫にとって少し寒い可能性があります。特に、冷気は下に留まりやすく、床近くの猫にとっては実際の室温より寒く感じるかもしれません。

③風がからだに当たる

直接風がからだに当たると嫌がる猫もいます。

猫は被毛に覆われているため、直接風が当たっても体温が下がりにくく、エアコンの風を鬱陶しいものくらいに思って嫌う猫もいます。

猫がエアコンを嫌がるときの対策

エアコンを嫌がる理由にもなりますが、『設定温度を上げること』『風向きを上にすること』です。

猫が寒く感じたり、直接風がからだに当たり嫌がっている可能性があるので、これらを避けることがすぐにできる対策になります。

エアコンを嫌がるからといって、真夏のエアコンを使用しない室内で留守番をさせるわけにはいきません。

設定温度を28℃前後、風向きは上に設定して、静音モードなどがあれば設定しておきましょう。

猫を飼っていてエアコンを使うときに気をつけること

エアコンの上に乗る猫

猫は高いところを好む習性があるため、カーテンレールやキャットタワーをつたい、エアコンの上に乗ってしまうこともあります。一見可愛いことかもしれませんが、実は危険が潜んでいます。

稼働中のエアコンの上に乗ってしまうと事故に繋がるリスクがあるのです。カバーが外れて落ちそうになったり、稼働部がむきだしになってしまったりして危険です。

また、家庭用のエアコン上部はフィルター部分がむき出しになっているものもあり、フィルターが破損する恐れがあります。さらに、上部付近には電源コードやホースなどがあります。電源が抜けたり、猫の被毛がプラグ周りに残り発火したり、コードやホースを噛んだりと実は危険がいっぱいなのです。

エアコンの使用頻度が高くなる真夏は特に注意しましょう。できることならエアコンへの行き道を塞いで行けないように対策しましょう。

夏の暑さ対策をして、猫が過ごしやすい環境を作ってあげよう

接触冷感マット上でくつろぐ猫

基本的な真夏の暑さ対策はおこなうことを前提に、より猫が快適にお留守番できるためにはどのようなことがあるでしょうか。

暑さ対策の便利グッズを確認しましょう。

暑さ対策グッズ。便利グッズとひんやりアイテム

猫の暑さ対策の便利グッズは、アイデア満載の商品が多くあります。

基本的には、接触面がひんやりと冷たく、猫が涼しくなるようなものが多いです。

狭い場所を好む猫ですから猫鍋やベッドタイプ、乗るだけで涼しいマットなどがあり、素材も接触冷感生地、アルミ素材、大理石、ジェルタイプとさまざまなものがあります。

また、猫に快適に過ごしてもらうためのグッズですので、せっかくなら手洗いできて清潔に保つことができるものを選びましょう。

猫鍋

猫が丸まりやすい形をした暑さ対策グッズです。アルミ製で清潔に使用できます。

なんといっても猫が丸まっていると可愛いのでおすすめです。

猫缶

猫鍋と形がちがう猫缶です。猫にとってはどちらでも変わらない気もしますが・・・

見た目が違うので飼い主さんの好みで選んでみてはいかがでしょう。

猫が寝ている姿を写真に残しても可愛い商品です。

ペティオ 猫用 ひんやり両面使えるアルミねこ缶

アルミプレート

こちらもアルミ製の商品です。猫が丸くなるタイプではなく、上で伸びて寝ることも可能です。

お気に入りの場所に置いてあげることもできるため、猫の好きな場所が置くだけでひんやりスポットになります。

我が家では猫お気に入りの収納ボックスの上に置いています。

大理石

大理石のひんやりマットです。見た目がおしゃれですし、天然石の特徴の温まりにくく冷たさが続く点も良い点です。重みもあり、簡単にずれたりしないのもポイントです。

ひんやり接触冷感ベッド

接触冷感の素材を使用した猫用ベッドです。柔らかいタイプのベッドが好みの猫にはこちらがオススメ。ゆったりからだを伸ばせるため、のびのび寝る猫には最適。ベッド縁があご乗せちょうどいい高さになっています。

【 猫 ベッド 】IDOG&ICAT ひんやりスクエアベッド Mサイズ 接触冷感 クール 夏用

ジェルマット

どんなに暑くてもお気に入りの場所を離れない猫には、こちらがおすすめ。お気に入りのベッドやケージの中に敷いてあげましょう。噛み癖やいたずらする猫に注意して使用しましょう。

我が家の猫たちの真夏の過ごし方

洗面所の蛇口から水を飲む猫

我が家の猫たちは、留守番の時は、朝から昼の14時くらいまでがお留守番です。真夏の留守番中はもちろんエアコンをつけて各部屋に行けるようにしてあります。

1階のリビングのエアコンを稼働させているため、1階リビングの「涼しい部屋」リビング横の和室が「少し暑い部屋」、2階の「暑い部屋」があるような状態です。

我が家には3匹の猫がいますが、帰宅時には3匹ともだいたい2階の部屋にいます。エアコンが効きすぎているのか、2階が気に入っているのかわかりませんが、2階の暑い部屋で寝ていることが多いのです。

2階のテレビの裏の陰になるところや、ベッドの下、飼い主のベッドのひやひやシーツの上など各自好きなところで寝ています。

どうせ2階のエアコンが効いていない部屋にいるのなら、エアコンつけなくても・・・と思うこともありますが、そういうわけにもいきません。

2階の部屋もなるべく熱がこもらないように、換気用窓を開けたり、サーキュレーターを回したりと工夫しています。

猫の真夏のお留守番対策まとめ

猫鍋とベッドで丸くなる白猫と黒猫

猫にとっても日本の夏は過ごしにくい環境になってきています。昼間に家でお留守番の猫たちには、安全にお留守番ができるように快適な環境を準備してあげましょう。

真夏のお留守番対策をまとめると

・真夏はエアコンを稼働させ「温度は28℃前後」「風向きは上」「静音(おやすみ)モード」、リモコンは届かない所

・複数部屋に出入りできるようにドアを開け水飲み場を増やす

・直射日光は遮光カーテンで遮る

ブラッシングによる被毛ケアとひんやりアイテムを活用

これらの方法を駆使して猫にとって快適な環境を作り、安心して留守番できるようにすることで、猫との絆が深まり信頼関係を築くことになるでしょう。

コメント